オリンピックの金メダルは、銀メダルだった!?メダルにまつわる真実

オリンピック・各種世界大会
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みなさん、いよいよこの夏はリオオリンピックが開催されますね!!オリンピックと言えばメダル、メダルといえばオリンピックといいますが(言いませんか…?)私は幼い頃からあのメダルが何でできているのかとても気になっておりました。

子供の頃といえば、コインチョコレートの金のメダルがとても好きだったのですが、まさかオリンピックの金メダルがチョコレートなわけもありませんし…しかし本物の金だとすると、毎回数十種目あり、時に個人でそれぞれ授与されているオリンピックのメダルに使用するとなると莫大な費用がかかってしまうはず。

今回はそんなオリンピックのメダルの素材、そして価値についてのスポネタです!!

結論からいうと本物の金ではない

結論から言いますと、金メダルは金でできてはいません。
しかしそれは、現在の金メダルの話です。実は1912年のストックホルム五輪までは金メダルは本物の純金でした。しかし、金はとても高価なため、どんな開催国でも、メダルの質に差が出ないようにするためと、悪意を持った者や換金目的で盗まれないようにするために現在の金メダルは銀に金メッキを施したものになっているのです。
ちなみにロンドンオリンピックで授与された金メダルはが6グラムでメダルの1.34%に過ぎません。
92.5%が銀で、6.16%が銅で出来ています。

銀メダルと銅メダルはほぼ本物

そのような理由があるため、銀メダルと比べて比較的費用のかからない銀メダルと銅メダルはほぼ本物の銀と銅で作られています。
銀メダルは銀メダルに金メッキを施した者で、銀メダルを剥いでしまうと銀メダルになってしまうわけですね。
ちなみにロンドンオリンピックで授与された銀メダル、銅メダルはそれぞれ銀メダルが銀が93%で、銅が7%、銅メダルが97%の銅と2.5%の亜鉛、0.5%の錫 ( スズ ) で出来ています。

選手が金メダルを噛むわけ

よくメダル授与式で、金メダルを獲得した選手が表彰台の上で笑顔でメダルを噛んでいるシーンがありますよね。あれは実は金メダルが純金だった時のなごりなのです。
なぜメダルを噛むのかというと、純金はやわらかいので、噛むと歯型がつくため、本物かどうか確かめるために噛んだことがはじまりとされています。
ちなみに現在の金メダルは噛むとやわらかい金が剥げて銀が見える可能性があるため、ほんとうは噛まない方がよろしいようです…(笑)

金、銀、銅メダルを換金すると…?

ちなみに、現在の金メダル、銀メダル、銅メダルを純粋な素材としての価値で換金した場合は

  • 金メダル
  • デザインや大きさにもよるが、およそ2〜5万円

  • 銀メダル
  • およそ1万円〜3万円(メッキ加工の手間がないため金メダルより安価)

  • 銅メダル
  • 純粋な銅であれば、大きさにもよるが300円ほど

驚くくらいに銀メダルと銅メダルの価格差が非常に大きいですが、銅メダルは10円玉と同じ、文字通り銅が素材ですから、素材の希少価値を考慮すると仕方ないのかもしれませんね…。

メダルの価値はプライスレス

このような考察をして、最後にこう言ってしまっては本末転倒かもしれませんが、メダルの価値は素材ではありませんよね。選手たちの血と汗と涙、努力の結晶としてえられるからこそ、メダルは価値があるものです。その証拠に、たとえ金メダルと全く同じものを数万円出して作ったとしても、そこに名誉はありませんから。
メダルには、素材の価値を超えた、プライスレスな価値がたくさんつまっているのです!!

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