英国のEU離脱が決まり、世界経済が大騒ぎとなっている昨今ですが、先立つもの…お金は本当に大切ですね。今回の騒動で動いたお金がいったいいくらくらいになるのかと思うと背筋がぞっとしてしまいます。
さて、今をときめくスポーツ選手の暮らしやプライベートがたまにメディアで明らかにされますが、想像どおりのリッチな選手もいれば、はたまた意外にも庶民的な選手もいて、それぞれの違いが興味深いですよね。
有名なスポーツ選手にはスポンサーがつきます。スポンサーからの広告料は莫大ですが、彼らの収入源にはもう1つ、大会の賞金もあります。
今回はそこにスポットをあて、賞金の高いスポーツ・大会をピックアップしてみました。
イメージ通り賞金も高額なゴルフ
これはなんとなく想像どおりかもしれません。ゴルフの大会の優勝賞金はとても高額です。
その中でも特に高額なのはフェデックスカップという国際大会で、なんと総額1000万ドルもの賞金が設定されていて、1位には200万ドルが授与されます。
もはや一度優勝してしまえば庶民なら食べるのに困らないほどの賞金ですが、ゴルフは元々費用のかかるスポーツで、プロにまでのぼりつめるには数千万円の投資も当たり前の世界です。なので、もともとリッチな人が多く、彼らにとってはそれほどインパクトがある金額ではないかもしれませんね(笑)お金持ちのスポーツでは大金が動く、「お金は寂しがり屋」とはこのことでしょうか…。
まさにアメリカン・ドリーム!?アメフトのスーパーボウルの賞金はいくら?
まさにアメリカンドリームというべきでしょうか、アメフトのその賞金の高さは競技の人気とアメリカ国民の注目度からでしょう。
世界中で最も注目度の高いスポーツイベントと言われる、NFLの決勝戦スーパーボウルでは、勝利チームの選手一人ずつに13万ドル(1370万円)が支給されるとのこと(2021年)。この支給はスタメンもベンチも欠場者も含まれるようで、チームには80人近く在籍者がいることから、日本円で8億円を越えるようです。
意外や意外、ポーカー
ポーカーをスポーツに分類するか否かは意見が分かれるかもしれませんが、近年は頭脳スポーツとも言われるポーカーもなかなかの高額です。日本ではまだあまり知名度が高くないのですが、アメリカを中心に海外ではポーカーの大会が盛んに行われています。
そんな中で最も有名な世界大会、ワールドシリーズオブポーカーの2019年の優勝賞金はなんと1000万ドル(10億5000万円)で、ケタ違いの額が用意されています。
しかし、高額な優勝賞金だけあって参加費も高額、1人約100万円です。参加したらなら是が非でも優勝したいところ。これだけの大金がかかった極限の精神状態でポーカーフェイスを保つのは、並外れた精神力が求められそうですね。
サッカーのチャンピオンズリーグは桁違いの賞金が!
そしてみなさん、最後にご紹介したいのはやはりサッカーです。
欧州サッカー連盟が主催しているUEFAチャンピオンリーグでは、桁違いの金額が設定されています。まず賞金そのものにいくつかの種類があり、出場しただけで支給される賞金、試合結果に応じた賞金、過去10年間のチャンピオンズリーグでの成績に基づく賞金の「UEFA給」、テレビ放映の権利関係により発生する「マーケットプール」という賞金などがあります。
このうち、出場による賞金と結果による賞金で、優勝した場合は最大82,450,000ユーロ獲得できることになります。(2019-20シーズン時点)日本円にすると約104億円です。加えて、UEFA給やマーケットプールなどはさらに莫大な金額が設定されており、この賞金額はワールドカップや他の大会を凌駕する圧倒的な規模です。
もちろん、各クラブのそれぞれの選手は年俸の契約がありますから、この賞金が直接もらえるわけではありません。ですが、特別ボーナスが支給されることもあるため、やっぱり選手にとって欧州王者のタイトルは金銭面でも魅力はあるでしょうね。
サッカーのCL制覇できる選手は全体のほんの一握り。ほんとうに狭き門です。スポーツの神様に選ばれ、さらに努力を重ねたものだけが勝ち取れる成功と富、というわけですね。
スポーツには維持費や遠征費、コーチへの報酬がつきものですから、いくら高額の賞金が設定されているとはいえ、出て行くお金も多大です。
スポーツ選手がどんどん自己投資して実力をつけてくれればくれるほど、競技自体の深みが増してそのスポーツは盛んになります。
高額な賞金も、そのスポーツの発展への足がかりなのかもしれませんね。