2016年8月5日。
いよいよ待ちに待ったオリンピックが開幕します。
今回の開催地はブラジル・リオデジャネイロ。
あいにくなことに日本にとって1番遠い国での開催となってしまった今回のオリンピック。
なんと今回は皆もご存知のあのスポーツが初のオリンピック競技として参入します。
それは…
なんとゴルフ。
日本でも石川遼選手をはじめとした、世界に羽ばたクリをプレイヤーがたくさんいる競技ですが、テレビ中継を見ていても、実際にプレイしたことがない人にとっては、プレイ時間も長く、何をどうすれば勝利なのかが、わかりやすいとは言えないスポーツです。
今回はオリンピックに備えて、そんなゴルフのルールについて特集してました!!
金メダル、銀メダル、銅メダルはどうやって決まる?
今回のオリンピックでは、
男女それぞれオリンピックランキング上位60名の選手が出場予定である。
72ホールの個人ストロークプレー(1日18ホールを4日間かけて行う、フルプレイ)を行い、スコアの高さに応じ金・銀・銅のメダルを争います。
72ホール終了時点で、同スコアの選手がいた場合は、
勝敗が決定するまで3ホールずつ延長戦となります。
男女共に国別対抗ではなく、個人にメダルが与えられる個人競技です。
それゆえに、同じ国の選手が表彰台に並ぶ可能性もあるのです。
スコアの数字のマイナスとは?
ゴルフのスコアに、よくマイナスが付いているのをご覧になったことはないでしょうか?
そして、有名な選手になればなるほどその数値が低いと言う事に気付いた方もいるでしょう。
そう、ゴルフは多くの他のスポーツとは違って基本的にスコアの数値が低いほうが高得点となります。
まずゴルフは1試合、2試合と数えるのではなくワンホール、ツーホール、と数えていきます。
ホールと呼ばれる様々な地形のコースを回っていき、規定数のすべてのホールをできるだけ少ない打数で回りきる事を競うスポーツです。
つまりスコアの数値は、打数の数であるともいえます。
だから、ゴルフのスコアは小さければ小さいほど良いのです!!
ゴルフは基本18ホール
さて、ゴルフのステージであるホール。
池があったり砂地があったりと、様々な表情を見せるゴルフの舞台であるが、1プレイにつきなんとゴルフはこのホールを18個も回らなければなりません。
その由来は、ゴルフの聖地とも言われるもっとも有名なゴルフ場、セントアンドリュースが18ホールにした事が発祥であるとされていて、その前はさらに4ホール多い、22ホールでした。
これでも、短くなったのです。
・インホール(前半9ホール)
・アウトホール(後半9ホール)
の2つに分かれていて、
日本ではインホールとアウトホールの間に休憩を挟むのが一般的だが、世界ではなんとこの18ホールを一気に回るスループレーと言うものが主流です。
少しばかりの休憩を除いては、基本的に休みなしでプレイするこのスループレー。
国際大会でもこのスタイルが一般的です。
スループレーであったとしてもゴルフの一介の試合にかかる時間はなんと5時間。
非常に長丁場のスポーツなのです…!!
これだけは知っておきたい用語
ゴルフを観戦する時においてこれだけは知っておきたい用語をご紹介します。
スコア編
・パー
規定数でホールインした場合のこと。
点数は変動しません。
・バーディ
規定数より一打少ない打数でホールインした場合のこと。-1の得点になります。
・イーグル
規定数より二打少ない打数でホールインした場合のこと。-2の得点になります。
・アルバトロス
規定数より三打少ない打数でホールインした場合のこと。-3の得点になります。
・コンドル
規定数より四打少ない打数でホールインした場合のこと。-4の得点になります。
・オーストリッチ
規定数より5打少ない打数でホールインした場合のこと。-5の得点になる。非常に稀です。
・ホールインワン
一打でホールインすること。
コンドル、オーストリッチも、規定打数が4や5のコースである場合ホールインワンと呼びます。
・ボギー
規定数より一打多い打数でホールインした場合のこと。スコアに1加算されます。
ダブルボギー、トリプルボギーと続き、増えた打数に比例してスコアに加算されてゆきます。
コース編
・フェアウェイ
コース上での、一番打ちやすい平らな芝生のこと。
・ラフ
フェアウェイよりも芝生の濃い場所のこと。
・ハザード
砂地や池のこと。
いわゆる池ポチャは、ウォーターハザードと呼びます。
・OB
コース区画外のこと。
紳士のスポーツは文学的表現がお好き?
ゴルフをなにやらわかりにくくしている理由は何といってもその用語の特殊でしょう。
そのまま用語を和訳してみても、そのほとんどが実際のプレイの様子とは関係のないものであったりするのです。
例えばバーディー、イーグルなどは鳥の名前です。
バディーは小鳥、イーグルは鷲なのであるが、どうしてそのような名前がついたかと言うと単純な話で、いい得点になればなるほど大きな鳥の名前が付いているだけなのです。
ルールを知れば知るほどゴルフは単純明快なスポーツである。
いかに少ない打数でホールにボールを入れるか。
ただそれだけのスポーツなのです。
オリンピックでは、どんな白熱したドラマが待っているのでしょうか!?
この機会に皆さんも是非ゴルフを観戦してみましょう!!