走る走る走る…!マラソン。何をしたら失格になるの?

陸上競技
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みなさん、ご機嫌いかがでしょうか?
最近すっかり暖かい日が続き、もうすっかり夏、なんて日もありますね。
この季節の朝や夕方あたりにランニングをすると、気持ちよく沢山汗がかけて、その汗もサッと引いて行くので、とてもいい気持ちになるものです。

ふと走っていて思ったのですが、長距離を走るスポーツ界イチシンプルな競技であるマラソンにも、失格になる場合はあるのでしょうか?

おそらく、ない事はないだろう…とは思うのですが、しかしながら一体なにをしたら?と疑問になりますよね。もちろん、他選手を妨害したりしたら失格になるのは当たり前ですが、それ以外のルール上での失格となると、なにがあるのでしょうか?

今回は、そんなマラソンのルールに迫ってみましょう。

ランナー以外がランナーに触れて補助するのはご法度

以前の給水ポイントの記事でも触れましたが、マラソンはランナー1人で長距離を走りきることを目的としたスポーツなので、ランナーに他者が補助をするのはご法度とされています。

ランナー同士であった場合は補助をしたランナーも、されたランナーも失格となる場合があります。

ランナーがこけても、よろけても決して簡単に手を出してはいけません。もちろん、緊急時は別ですが…。

所定のエイド(給水ポイント)以外での給水・給食

所定のエイド(給水ポイント)以外での飲食(水を飲む・物を食べる)行為は許可されていますが、給水・給食(水やものを受け取る)ことは禁止されています。
人が水を飲まずに走れる距離は20kmが限界とされているので、それを越える距離を走るフルマラソンにおいて
選手にとってエイド(給水ポイント)はとても重要なものなのです。
必ず所定の場所を逃さないで給水することが何よりも大切です。

コースを離れた際に、離れた地点よりゴールに近い位置から復帰

これは言うまでもなく失格ですね。コースを離れた後に、何らかの移動手段によってよりゴールに近い位置から走り始めたり、ショートカットをしてはいけません。これは明確な反則行為になります。

なお、制限時間を過ぎたことにより完走できなかった場合は失格ではなく途中棄権(リタイア)扱いになります。

途中で歩いてもルール上問題はない

マラソン歩いてもいい

実はマラソンは、途中で歩いたり止まったりしても、ルール上は問題ありません。
それどころか、座ったり、寝転んだりしてもそれに対するペナルティはありません。
もちろんマラソン選手の人たちはそんなことをする場合は滅多にありませんが…。
一般の方も多数参加する市民マラソンなどでは、歩きながらでも完走することを目標にしている方も多いですよね。国際的なルールでも、走らなくても実は大丈夫なのです。

マラソンは選手1人でいかに完走できるかが一番の目的

マラソンルール失格

マラソンのルールは、基本的に他者・自分の身体以外の補助をうけてはならないという基本原則に基づいています。
42.195キロという長い距離を、走り続ける自分との戦いであるフルマラソンにおいて、他者の情けはご法度というわけです。

誰の助けも借りず、いかに早く、ゴール地点まで走りきることができるか。
マラソンの醍醐味は、マラソン選手の己との静かな戦いでを見ることができることかもしれません。

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