みなさんこんにちは!プロ野球もすっかりオープンシーズンですね。
気候の良い今日この頃、プライベートでも草野球などに精を出していらっしゃる方もいるのではないでしょうか?なかには、ソフトボールをプレーしている方もおられるかもしれませんね。
野球とソフトボール。この二つのスポーツはとても似ていますが、中身はいろいろ違います。
まず投球フォームが一番目立った違いですが…ほかには何があるのでしょうか?
今回はそんな野球とソフトボールの違いについてピックアップしてみました!!
フィールドの違い
野球とソフトボールの違いのなかでも、フィールドの違いは顕著です。
フィールドの大きさが違う
ソフトボールのフィールドは野球のフィールドより狭く、必然的に塁間も野球より狭くなります。
また、野球はピッチャーの位置にピッチャーマウンドと呼ばれる盛り上がった場所がありますが、ソフトボールにはそれがなく、平坦な場所から投球します。そして、ソフトボールのバッターボックスは91cm×213cmで、野球の121.9cm×182.8cmに比べて横幅が狭く縦が長いという形状になっています。
ピッチャーの投球距離が違う
前述のとおりソフトボールはフィールド全体が野球より狭いため、ピッチャーの投球距離も野球より短くなります。
野球の投球距離は18.44mですが、ソフトボールは男子14.02m、女子13.11mと、野球より4m以上短い。そのため、ボールの体感速度もソフトボールの方が速く感じられます。
塁の大きさが違う
野球の各ベースは白い正方形ですが、ソフトボールはダブルベースと呼ばれる内側が白、外側がオレンジ色の正方形がくっついた長方形のベースになっています。
基本的に野手は白側を、代打走者はオレンジ側を使用します。代打走者が野手との接触を避けるために、ファウルラインの外にもう一つのベースを設けたことがはじまりとされています。
ボール・バットなど道具の大きさの違い
次に目に入るのが、ボールやバットなど、道具のの大きさの違いではないでしょうか?
ボールの大きさ
ボールの大きさは、
野球
重量141.7〜148.8g
周囲…22.9〜23.5cm
ソフトボール
重量…190g〜195g
周囲と誤差…30.48cm
とソフトボールのほうがかなり大きいです。
バットの大きさ
バットの大きさはうってかわって野球のほうが太いものを使います。
明確な太さは決まっておりませんが、ソフトボールよりも細く金属製の硬い素材のものが多いです。反対にソフトボールのバットは細く、素材はカーボン製などのしなやかなものもあります。
太いバットで小さなボールを打つのが野球
細いバットで大きなボールを打つのがソフトボール
といったわかりやすい違いがありますね。
プレースタイルの違い
その他にも、細かなプレースタイルの違いがあります。
ピッチャーの投球フォームが違う
ソフトボールのピッチャーは下方からボールを投げる、“下手投げ”がルールで義務付けられています。その際に、肘と手首が体の側を通過しなければならず、体から離れての投球はイリーガルピッチ(不正投球)となります。腕の回転を二回以上行うのも禁止されています。
イニング数が違う
野球のイニング数はご存知の通り9回ですが、ソフトボールは7回です。
7回までに決着がつかなかった場合は、タイブレーク制度(ノーアウトランナー二塁の状態で行われる延長戦)が採用されています。
一度交代した選手が再びプレーに参加できる
ソフトボールでは、リエントリー制度と呼ばれるシステムがあり、スターティングメンバー(初期のメンバー)のみ、一度交代して試合から退いた後も再び同じ打順に復帰することができます。
そのため、試合の序盤から代走や代打が起用される事も珍しくありません。
野球とソフトボール、それぞれの魅力がある
野球とソフトボールの違い、いかがでしたでしょうか?
野球には野球ならではのダイナミックさが、ソフトボールにはソフトボールならではのスピード感や判断力を求められるスリリングさがあります。
野球にも、ソフトボールにはそれぞれ、違った魅力がありますね。
プレーや観戦の際には、両者の違いを知っているともっとおもしろくなると思います!