日本を代表する野球選手であり、現在メジャーリーグで大活躍中の大谷翔平選手。
野球にぜんぜん詳しくなくても、名前は知っているという方が多いのではないでしょうか。
2021年秋。今、大谷選手は「野球の神様」と呼ばれているベーブ・ルースの大記録まであと一歩というところに立っています。
この記事では、大谷翔平選手が挑むベーブ・ルースの記録について、プロフィールを混じえながら解説します。
大谷翔平選手についておさらい
岩手県出身の大谷選手は、高校3年生のときに当時の高校生最速となる球速160km/hを記録し話題になりました。
高校卒業後すぐにメジャーリーグ参戦を決めていたものの、日本ハムファイターズからの熱烈なオファーを受けて日本ハムに入団。このときの交渉回数は4回で、「夢への道しるべ」と表記された30ページ以上のプレゼン資料も用意されていたとか。
日本ハムに入団してすぐに数々の偉業を達成しており、二刀流選手として著しい成長を見せます。5年間所属したあとメジャーリーグ挑戦を再表明。現在はロサンゼルス・エンゼルスに所属しています。
「野球の神様」ベーブ・ルースってどんな人?
ベーブ・ルースという名前は聞いたことがあるかもしれませんが、打ち立てた記録はご存知ですか?
果たしてどのくらいすごい人だったのか?経歴や記録をおさらいしてみましょう。
ベーブ・ルースのプロフィール
アメリカのメリーランド州で生まれ育ったベーブ・ルース(ジョージ・ハーマン・ルース・ジュニア)は、投手としても打者としても活躍する「元祖二刀流」の選手でした。
彼は7歳のときに素行不良で少年矯正施設に送られたのですが、その施設の教官に野球を教わったといわれています。
1914年から1935年までメジャーリーグで活躍し、引退後はコーチに就任したもののわずか1年で退任。
その後鼻咽頭癌を患い53歳という若さでこの世を去りましたが、現在でもアメリカを代表するヒーローとして多くの人に愛され、ヤンキース時代に付けていた背番号「3」は永久欠番になっています。
現役時代に樹立した記録の数々とは
ベーブ・ルースは現役時代に数々の記録を樹立しています。最初にアメリカ野球殿堂入りした5人の中の1人であり、アメリカ国内で野球を人気スポーツに導いた立役者でもあります。
1927年にはシーズン中に60本のホームランを放ち、1961年に破られるまでの34年間MLB最多記録を維持し続け、生涯本塁打数714本も1974年に破られるまでの39年間MLB最多記録でした。長打率.690、出塁率と長打率を足した数値である「OPS」1.164、ホームラン王12回という記録は現在でも破られておらず、いかに偉大な選手であったかは一目瞭然です。
大谷選手が挑む大記録ってどのくらいすごいの?
今回大谷選手が挑戦しているのは、1918年にベーブ・ルースが打ち立てた「1シーズンで2桁勝利・2桁ホームラン」という記録。「元祖二刀流」の選手だったベーブ・ルースは、投手として13勝しながら打者として11本のホームランを放っており、記録樹立から103年経過した現在でも記録は破られていないのです。
すでに大谷選手は2桁ホームランを達成しており、2桁勝利まであと1勝。残り数試合の中で果たして偉業達成となるのか注目です。
まとめ
二刀流の選手としてメジャーリーグで活躍する大谷翔平選手。実はすでにベーブ・ルースの盗塁記録を破っており、さらなる活躍が注目されています。いつか新たな「野球の神様」として歴史に名を刻む日も近いのではないでしょうか。