硬式テニスと軟式テニスの3つ違いと、それぞれの魅力

硬式テニスと軟式テニスの違い テニス
テニス

『わたし、テニスをしているんです』

そう言うとしばしば返ってくる言葉がある。

『硬式テニス?軟式テニス?』

皆さんは、硬式テニスと軟式テニスの違いが分かりますか?

硬式テニスと軟式テニスの3つの違い

日本では硬式テニスと軟式テニスがどちらも広く認知されているが、主に3つの違いがある。

硬式テニスと軟式テニスの違い1『スコアの数え方』

前回の「テニスの点数の数え方が特殊な理由。なぜゼロがラブ?由来について」という記事にて、あの独特のテニスの得点の数え方

・ラブ(0)
・フィフティーン(15)
・サーティー(30)
・フォーティー(40)

を特集させて頂いたが、軟式テニスではうってかわって実に単純な得点の表し方になる。

・ゼロ(0)
・ワン(1)
・ツー(2)
・スリー(3)

どちらも4回ポイントを先取すれば1点という決まりは同じであるが、軟式テニスはわかりやすい数え方になっている。

硬式テニスと軟式テニスの違い2『1セット内でのゲーム数』

硬式テニスでは、4ポイント×6ゲーム先取で1セット終了となるのに対し、軟式テニスでは4ポイント×4又は5ゲーム先取で1セットとなる。タイブレーク(軟式ではファイナルゲームと言う)等のルールは存在するので例外はあるが、硬式と比べ試合終了までが比較的短くなる。

ゲーム数が少ない分、軟式テニスでは小さなミスが命取りとなる場合もあるため、プレイヤーにとってそのルールが易しい、負担が少ないと言えるものではない。

硬式テニスと軟式テニスの違い1『ダブルス』

硬式テニスと軟式テニスの違い2

皆さんは軟式テニスの試合模様を想像した時、ダブルス(二人ペア同士で行う試合)を想像する人が多いのではないだろうか。

それもそのはず、軟式テニスでは硬式テニスとは違い、ダブルスの人口がとても多い。

その理由はルールにあると推測される。硬式テニスのダブルスは、サーブを常に一人の選手が行うのに対し、軟式テニスは2ポイントずつ交代でサーブを打つ。つまり、前衛後衛の役割分担も臨機応変で、軟式テニスのダブルスは大変バラエティに富んだ華のある試合になる。硬式テニスではダブルスはシングルスよりマイナーなイメージがあるが、軟式テニスの世界ではダブルスにこそ、その真髄があると言えるだろう。

硬式テニス、軟式テニスの魅力

硬式テニスの一番の魅力はやはりその迫力だ。大きな打球音、スーパーカー並みの速度の豪快なサーブ。その圧倒的な力を感じさせる硬式テニスは、世界中でたくさんの人を魅了している。

そして軟式テニスは主にアジアを中心に発展した、硬式に比べるとややマイナーな存在であることは否めない。しかしそこには、硬式テニスにはないダブルスのチームワーク、コンビネーションの素晴らしさ、延々と続くラリーのスリル等がある。

皆さんは、硬式テニスと軟式テニス、どちらがお好みだろうか?

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