スピード感と力強さは圧巻!水球(WaterPolo)の起源やルールや豆知識を一挙に解説!

水球とは?どんなルール?起源や豆知識など総解説 そのほかのスポーツ
そのほかのスポーツ

みなさんは「水球」という競技をご存知ですか?オリンピックの正式種目にもなっているのですが、野球やサッカーなどと比べてマイナースポーツであり、よく知らないという人も多いのではないでしょうか?

競技名はなんだか可愛らしいイメージがありますが、実は言葉のイメージとは裏腹に迫力ある試合展開が見どころのガチンコ競技なのです。

この記事では、そんな水球の基礎や豆知識について詳しく解説していきます!

水球とはどのような競技?

水球のルール解説

水球とは、水深2mのプールにつくられた縦30m×横20mのコート内で、ハンドボールのようにボールをゴールに投げ入れる競技です。

試合中は審判から見えにくい水中での激しい攻防が繰り広げられ、相手をつかんだり蹴り上げたりすることから「水中の格闘技」と称されています。選手同士の激しいぶつかり合いとスピード感を兼ね備えたスポーツです。

シュートを打つときは、手足の動作をコントロールして瞬間的に上半身を水上へ出します。シュートの速度は、男子はなんおt時速70km、女子は時速50kmを超えることも!

水球の起源

水球は1860年代にイギリスで始まったスポーツで、「Water Polo(ウォーター・ポロ)」と呼ばれています。「ひとつのボールを決められた場所まで運ぶゲーム」として誕生しましたが、始まった当初はあまりにも荒々しく危険であったことからルールが制定され、現在の水球が確立しました。

日本で最も古い試合は、1907年に現在の筑波大学にあたる「東京高等師範学校」と、現在の東京大学にあたる「第一高等学校」が試合を行ったという記録が残っています。国際試合としては、1915年に慶應義塾水泳部内で結成されたチームが横浜の外国人クラブと試合をした記録が残っています。

水球のルールを解説

次は水球のルールについてみていきましょう。

試合中のルール

水球では、ゴールキーパーを含めた1チーム7人編成で試合を行います。試合中はプールの底に足をつけることが禁止されており、ゴールキーパー以外の選手は片手でボールを扱わなければならないというルールがあります。

攻撃権について

水球には攻撃権があり、攻撃開始から30秒以内にシュートを入れないと相手に攻撃権が移ってしまうのです。また、相手チームとの攻防の最中にボールをプールに沈めてしまったり、両手でボールに触れてしまった場合もボールの権利が相手に移ってしまいます。

ファウルとペナルティについて

水球は非常にファウルが多い競技です。ファウルには『オーディナリーファウル』『パーソナルファウル』の2種類あります。

サッカーと同様、ボールを持っている選手には突撃しても問題ありませんが、ボールを持っていない選手に対してぶつかっていった際には『オーディナリーファール』となります。こちらは軽度の反則となり、相手選手のフリースローから試合が再開されます。

一方で、故意に相手を妨害するなど悪質な反則を行うと『パーソナルファウル』となります。パーソナルファウルを言い渡された選手は、退水ゾーンと呼ばれるエリアで20秒間の待機をしなければなりません。チーム人数が少ない状態での試合再開となるため、ディフェンスが弱くなり失点につながりやすくなってしまいます。

また、同じ選手が1試合に3回パーソナルファウルを取られると永久退水(永退)となり、その試合に出場する権利を失ってしまいます。

水球の道具はちょっと変わっている?

水球の道具まとめ

水球選手がかぶっている水泳キャップは少し独特で、プラスチックの耳あてがついています。これは試合中の激しい攻防によって、鼓膜が破れてしまうのを防ぐためにつけられています。

ボールにも一工夫されています。選手は片手でボールを掴まなければならないため、すべらないようボール表面には小さな傷(スクラッチ)が刻まれています。素材には特殊配合のゴムを使用することで、よりすべりにくいボールとなっているのです。

水球のルールや豆知識まとめ

水球の解説

水球競技は、プール内で浮かび続けるためのスタミナと素早いシュートを放つためのパワーが必要な競技です。攻撃権が30秒で移ることから試合展開も早く、多くの得点シーンを見ることができます。次々と得点を重ねていく両チームの攻防は、瞬きを忘れるほど迫力があります。オリンピックでもぜひ日本人選手の活躍に注目してみてくださいね!!

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