自転車競技とはどんなスポーツ?東京五輪で新しく採用された種目も解説!

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そのほかのスポーツ

みなさんは、自転車競技を観戦したことはありますか?自転車競技でメジャーなものといえば、全国各地で行われている「競輪」や世界最大の自転車レース「ツール・ド・フランス」が挙げられますが、サッカーや野球などの球技に比べると馴染みが薄いのは否めません。

そこで、このページでは自転車競技について予備知識をご紹介します!東京五輪でも採用された新しい種目についても触れているので、予習がてらご覧ください!

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自転車競技の起源とは?

自転車の起源や自転車競技の歴史

そもそも、自転車の発明は19世紀ごろにさかのぼります。1817年にドイツで発明された自転車の前身となる乗り物は、ペダルがなく足で地面を蹴って進むタイプでした。1861年にペダル付き自転車が誕生し、その後100年かけて現在の形にいたります。

自転車競技は1896年の第1回アテネ五輪から正式種目として採用されていますが、当初はアマチュアのみが参加できるシステムでした。

1996年のアトランタ五輪からはプロ選手が参加できるようになったことで、注目度がさらに高まった競技なのです。

東京五輪の自転車競技を解説

自転車競技の種目の違いとルール解説

東京五輪で行われる自転車競技は大きく分けて5種類あり、東京五輪から採用された新しい種目もあります。自転車競技ではどのような種目が行われるのかを解説します。

ロードレース

舗装された一般道路を使用するのがロードレースです。

走行距離は数kmの短いものから300kmのロングランのコースなどさまざまですが、東京五輪では男子選手で244km、女子は147kmを走行します。

レース時間は男子の場合6時間を超え、1日に7,000キロカロリーを消費するといわれる過酷なレースが繰り広げられます。その壮絶さゆえに脱落者が多く、東京五輪でも「3割程度の選手しか完走できないだろう」と予想されているほど。

これまでの五輪では周回コースで行われてきましたが、東京五輪は1都3県をまたぐ本格的なコースが用意されています。コース途中からは富士山を眺められますが、過酷なレース中には景色を見ている余裕がないのかもしれませんね。

BMXレーシング

BMXレーシングは、大きな起伏があるコースでジャンプを繰り返しながら進んでいくレースです。BMXとは「バイシクル・モトクロス」のことで、オートバイのモトクロス競技をもとに誕生した種目。2008年の北京五輪から正式種目として採用された、比較的新しい競技です。

選手たちは高さ8mの「スタートヒル」と呼ばれるゲートにスタンバイし、スタートの合図とともに最大8人の選手が一斉に35度の傾斜を駆け下ります。最高時速は60kmに達し、コース内の起伏とスピードを最大限に生かして高々とジャンプをする姿は圧巻。

動画でも一度ご覧ください。こちらは2019年の世界大会でのレースの様子です。

マウンテンバイク

1970年代のアメリカで生まれたマウンテンバイクは、アウトドア愛好家が山道を走れるように自転車を改造したことがきっかけで誕生しました。1990年代にはアウトドアスポーツとして人気を集め、世界中でマウンテンバイクレースが行われます。

競技時間は1時間半程度で、舗装されていない4〜6kmの山道を駆け抜けます。選手全員が同時にスタートしますが、トップ選手とのタイム差が基準タイムよりも下回ると自動的に脱落してしまう過酷なサバイバルレースでもあります。山道ならではの障害がたくさんあり、急勾配や1人しか通れないようなせまい道やゴツゴツとした岩場も。

東京五輪では「天城越え」や「枯山水」、「わさび」など、各セクションに伊豆の名物をモチーフにした名前がつけられています。レースの状況とともに、セクションごとの名前にも注目してみると面白いですよ。

BMXフリースタイル

1970年代のアメリカで、自転車に乗った子どもたちがモトクロスライダーの空中トリックを真似たことがきっかけで誕生したのがBMXフリースタイル。これまで道を走るだけだった自転車競技に新しい風を取り入れようと、若者のスポーツとして東京五輪から正式種目として採用されました。自転車競技ではありますが、トリックの難易度や独創性などが採点の対象とされています。

1ラウンドは60秒間で、選手たちはジャンプや回転、空中トリックなどを取り入れて点数を競います。代表的なトリックは、空中で後方回転する「バックフリップ」や空中でハンドルを離して回転させる「バースピン」など。まるで自分の身体の一部かのように自転車を操る姿はどこか芸術的で、スポーツであることを忘れてしまいそうですね。

トラック

すり鉢のように傾斜がついた1周250mのトラックで行われる競技。第1回アテネ五輪から続く歴史ある競技の一つで、近年は新しい種目が次々と取り入れられています。2000年のシドニー大会からは、日本発祥のケイリンが正式種目として加わっています。

短距離走には、1周ごとに先頭選手を入れ替える「チームスプリント」、他の選手を風よけに使いながら個人で戦う「スプリント」、日本の競輪と同じく熾烈なポジション争いが繰り広げられる「ケイリン」があります。

長距離走には、4kmの距離を相手を追いかける形で走行する「チームパーシュート」、1日に4つのレースを行い総合得点を競う「オムニアム」、リレーのように選手を交代しながら長距離を走る新種目「マディソン」があります。

トラック種目の自転車には「アレ」がない?

自転車競技のトラックにはブレーキがない?

トラック種目の自転車には、私たちが使う自転車に欠かせない「ブレーキ」がありません。

選手が密集しながら高速で走り続けているため、誰かが急ブレーキをかけてしまうと大事故につながってしまうのです。

競技用の自転車は「固定ギア」を取り入れており、一輪車のようにペダルとタイヤが連動しているタイプの自転車です。ブレーキをかけるときはペダルを逆回転させ、ゆっくりと止まるようになっています。

自転車競技の種目や豆知識のまとめ

自転車競技の解説まとめ

自転車競技は第1回大会から続く歴史ある競技で、種目は全部で5種類あります。

舗装された道をひたすら進む「ロードレース」、山道や急勾配を進んでいく「マウンテンバイク」、シンプルに順位を争うレース競技の「トラック」、モトクロスが原型の「BMXレーシング」、そこから派生して新種目に採用された、空中でのトリックを披露する「BMXフリースタイル」など、時代とともに競技内容が少しずつ変化しながら現在まで受け継がれているのです。

過酷なレースに挑戦する選手たちを応援し、普段乗っている自転車とは異次元の(?)ダイナミックなスピードを目の当たりにして楽しみましょう!

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